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2007年 07月 09日
旅行に行くたびに空の写真ばっかり撮ってる気がする。 昆明、大理、麗江、シャングリラと移動するたびにその色がどんどん濃さを増してゆく。視界にはいる景色のうえ4分の3以上が空だという状況に、あぁほんとのあおぞらはこんなとこにあったのかと道中バスの中はずーっと空ばっかりみてた。 雲南の旅8日間、飛行機遅延でam2:00、無事帰ってまいりました。 「幸せってなんなのかわかんなくなっちゃったね」って言いながら大理の街を眺める。街を一望できる高台からは夕方になって広場に集まってきた市民が踊り始めるのや、おじいちゃんから草笛を習う若い男の子たちや、手作りのゲームで遊ぶ家族の姿があちこちに見える。「お給料は安くてきっと仕事にそれほどやりがいもなくて、でも定時で上がってこうやってみんなで踊ったり、家族で散歩してるのはとっても幸せそうに見えるよ」友達がつぶやく。 シャングリラで出会った少数民族の男の子たちは学校にも通っていないと聞いた。日本に生まれて正規の教育を受けて、仕事に就いて、留学までしたのは勿論ラッキーな人生なほうなんじゃないかと思う。できればトイレだって水洗で、ドアも仕切りがあるほうが安心するし、お風呂にも毎日入れたらすっきりさっぱりだ。だけどココロを置いてきちゃったみたいに、もう上海にいるのに、頭にうかぶのは雲南で出会ったいろんな人のたくさんの日に焼けた笑顔ばっかり。あぁあのあおぞらの下にもう一回戻りたい。 個人旅行じゃなくて中国人向けのツアーに参加してよかったと思うのは、たくさんの出会いがあったから。帰りの虹橋空港で、お世話になった同じツアーの家族と抱き合いながら涙が出そうになるのをこらえてお別れ。きっともう会えない、分かってるけど笑顔で何度も「再見」を繰り返した。さよならじゃなくてまたねの中国語がとってもとっても素敵だと思う。 さぁさ明日からはニッポン。
by mutekichan
| 2007-07-09 13:13
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